今回の改造の目玉、発泡スチロールのフロート部分にFRPを塗り込んでいく作業です。
ここをしくじったら、これまでの作業がパーになります。
工程① 発泡スチロール用樹脂堆積
まずは、これの購入。
発泡スチロール用 FRP樹脂(1kg)です。
専用ローラも購入し、樹脂とセットで4000円超え。
普通のFRP樹脂を発泡スチロールに塗り込んでいくと、樹脂の成分で発泡スチロールがとけるらしいので、コーティングのためにこの樹脂を塗りこみます。
□塗りこみ前
硬化剤を樹脂に対して10%混ぜて、攪拌します。
硬化剤は入れ過ぎると発火の原因になるなど、怖い事が書いていたのて
、やや遠慮気味に投入。。
(気温が低い時期なので、結果的に分量がやや足りておらず、完全に硬化するのに3日くらい要しました)
で、体積が終わった状態がこれです。
なんつーか、ムラがあってビミョーに足りていない気がする。。
心配なので、もう一缶(1kg)追加購入。。
基本、土日を利用しての作業なので、この工程が完了するまで、2週間かかりました。
工程② ガラスマットの巻き付け
ここからは本格的なFRPの作業です。
FRP樹脂(2kg)とガラスマット(1m×2m)のセット、Amazonで4000円ほど。
(FRPはインパラ、船舶補修用というのを買いました。一応、船舶の改造なので)
このセットだと、ガラスマットが少々少ないので、1m四方の物も追加購入。(同じショップで900円程)
勝手が良く分からないのですが、あまりスキマを作ると良くないと思い込み、フロート全体を包み込む様に巻き付けました。
※実はこれが後の大失敗に繋がるとは。。
工程③ FRPの堆積
FRPは硬化剤を入れてから30分以内に塗りこまないと、硬化が進行して塗りこみが出来なくなります。
今回は100均だ買ったこれで分量を測り、500mlずつ小出して塗り込む事に。(硬化剤は500ml×0.1で50ml)
専用ローラが、工程①で使い物にならなくなったので、百均で買った刷毛(ハケ)で塗り込みます。
テキトウにペンキを塗るような感覚で刷毛をペタペタ塗りこみましたか、ガラスマットが解(ほつ)れてしまい、巨大な毛玉が出来てしまう。
結局、この巨大な毛玉が所々に残ってしまい、これが硬化してデコボコ状態に。。。
あと、最初にガラスマットを包み込む様に巻いたので、ガラスマットの下の空気が上手く抜けず(空気の逃げ場が無く)、シワシワ&デコボコ&チクチクの最悪状態。。
工程④ リカバリー作業
1週間後、完全硬化したシワ部分と毛玉部分を切り落し、サビ取り用の金属タワシでなるべく平にする。
切り落とした後のスキマは、余ったガラスマットをパッチワークの様に貼り付け、追加購入したFRP樹脂(1kg)を塗り込んで補修します。
今更ながらコツがわかってきて、ガラスマットはペタペタ「塗り込む」のではなく、刷毛でポンポン叩いて「染み込ませる」イメージが正解でした。
あと、専用ローラは不経済です。
百均で買った刷毛を使い捨て感覚で利用するのが、結果的にリーズナブルでした。
こちらの写真は補修途中段階ですが、色を塗ってしまえば、一応遠目からは誤魔化せるレベルにはなったかも知れません。
(寄りのアップは見せ難いですが。。)
とりあえず、今回の改造作業の山場であるFRP作業は、その強烈なシンナー臭さで、頭がラリポップになり、ガラスマットで体がチクチク痛くなり、結果的に結構な出費となり、まあまあ散々でした。。
つづく